LM1972を使った電子ボリュームの試作




AVRマイコンに挑戦シリーズ第二弾ということで、  ナショナルセミコンダクタのオーディオアッテネータ LM1972 を使って電子ボリュームを作ってみました。

＜回路図＞

回路図はこれ


ヘッドフォン端子は蛇足だったような気がする。
中途半端な音質のヘッドフォン端子があっちこっちにあってもあまり意味が無いに違いない。


＜プログラム＞

AVRのプログラムはこれ


＜部品リスト＞

半導体
 U1
U2
U3,U5
U4
Q1-Q4
D1-D4
D5
D6
 ATtiny13A
LM1972
njm4580DD
7805
2SC1815
1N4148
LED(赤） OSDR3133A
LED（黄緑）　OSNG3133A
 120
300
50x2
25
10x4
2x4
3.5
4.5
 601
受動部品

 R1,R2,R16
R9-R14
R15
R3,R4
R5,R6
R7,R8
C1-C2
C3,C7,C21
C4、C8-C12,C16-C19,C20
C6
C5,C6,C13,14
C15
VR1
VR2
SW1
 10ｋΩ 1/4W 秋月カーボン
1.8kΩ 1/4W 秋月カーボン
1kΩ 1/4W 秋月カーボン
10kΩ 1/2W ニッコーム　RP-24C
4.7kΩ 1/2W ニッコーム　RP-24C
22kΩ 1/2W ニッコーム　RP-24C
1uF 250V  Evox-Rifa　PHE-450
0.1uF 275V  Evox-Rifa  PHE-840
1000uF 25V Rubycon YK
0.1uF 100V  Arcotronics R82DC3100DQ50(積層フィルムコンなら何でもOK)
0.1uF 50V   ニッセイMMT(積層フィルムコンなら何でもOK)
100uF 25V Rubycon YK
100ｋΩ（A)
100ｋΩ（B)
トグルスイッチ

1x10


30ｘ6
180x2
26x3
20x11
16
20x4
10
50
50
90
 1141
基板
コネクタ類
 J1,J3
J2,J4
J5
J6
基板
 RCAジャック（白）
RCAジャック（赤）
DCジャック
標準フォンジャック　マル信無線電機　MJ-161M
秋月ガラスエポキシ　ユニバーサル基板Cタイプ２枚
 40ｘ2
40ｘ2
40
100
60ｘ2
 420
ケース類
 アルミケース
アルミパネル
アルミつまみ大
アルミつまみ小
スペーサーナット　８個
M3ｘ6 ネジ　９本
M3ｘ16 ネジ  ３本
M3ナット　4個
プラスチック足
 Type106-140
ブランクアルミ板セット SK-BP-AL                       \680-　1/2
Linkman 30X15BPS
Linkman 15X15BPS
プラスチックナット＋連結（６角ジョイント）スペーサー（１０ｍｍ）セット



丸型プラ足　（８個入）　１２０円  /2
 1500
340
500
200
100
1.3x9
1.8x3
0.87x4
60
 2721
電源アダプタ
12V0.5A  秋月GF06-US1205A 600
 600
合計


5483

＜結果＞

[1]RMAAの結果

ASUSのサウンドカードは２Vｒｍｓが０ｄBのようなので、手持ちの差動アンプ（+6dB（ゲイン２倍））を接続して測定した。
この結果はボリュームアンプの出力0ｄB（１Vｒｍｓ）の結果である。

結果はここ

Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB
+0.02, -0.11
Excellent
Noise level, dB (A)
-102.3
Excellent
Dynamic range, dB (A)
103.7
Excellent
THD, %
0.0024
Excellent
THD + Noise, dB (A)
-90.0
Good
IMD + Noise, %
0.0038
Excellent
Stereo crosstalk, dB
-91.7
Excellent
IMD at 10 kHz, %
0.0052
Excellent
General performance
 
Very good

THD+Nが-90dBを下回ってるので問題無い性能だと思う。
THD　0.003% の LM1972の高性能が発揮されている結果だ。

汎用のデジタルポット AD8402で製作したものより　THD-Nで１０ｄBほど優れてるのは、さすがオーディオ用のlm1972ってところなのかなぁ。


（基準）差動アンプのみ
結果はここ
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB
+0.02, -0.11
Excellent
Noise level, dB (A)
-108.6
Excellent
Dynamic range, dB (A)
108.4
Excellent
THD, %
0.0006
Excellent
THD + Noise, dB (A)
-99.0
Excellent
IMD + Noise, %
0.0014
Excellent
Stereo crosstalk, dB
-97.2
Excellent
IMD at 10 kHz, %
0.0011
Excellent
General performance
 
Very good




（後記）
ケースをアルミにすると、一気にコストUPするなぁ。でも、飽きられたり捨てられたりしない為には、使用感や使用時の満足感も非常に重要だし。。。難しいところだ。
うーん、慎重に扱ってるつもりが、やっぱりフロントパネルに傷が。。。ああ。。。



2012.11.12　ｓけいし

このページの内容に問題等ありましたら　ｓけいし(skeishi@yahoo.co.jp)まで連絡願います。

＜－戻る
inserted by FC2 system