Debian Etch でのwindowsネットワーク共有フォルダの読み書き2(恒久的に使用する)
Etch にはWindowsのネットワーク共有フォルダを読み書きする機能がある。
著者のマシンではローカルドライブ(D:)が共有名 D で ローカルドライブ(E:)が共有名 E で開放されてる。
ここでは、ユーザーrootとskeishiグループの人とのみ読み書き実行可能な/winnt/d /winnt/e を言うフォルダを作り、そこにwindowsの共有フォルダをマウントすることにする。
1.フォルダーの作り方
Root Terminalで
#nautilus
と打ってファイルマネージャー(nautilus)を起動させる。
左下で / を選び ルートディレクトリを表示させる
あいてるところにフォルダを生成し
名前をwinntとする
表示->再読み込みで表示を更新する
winntフォルダ上で右クリックしてプロパティを選ぶ
アクセス権ー>ファイルのグループを skeishi(著者の場合)にする
表示ー>再読み込みで更新する
再度プロパティをひらき
所有者とグループのみを読み書き実行可能にする。
上記と同様の方法で /winnt/d /winnnt/e も作成し設定する。
2.windows共有フォルダのマウント
windowsネットワーク共有フォルダの恒久的な使用のためにはRoot Terminalで
#apt-get install smbfsとうってsmbfsをインストールした後
#gedit /etc/fstab と打ってgeditを起動し /etc/fstab を編集する。
/etc/fstabの最後に以下のように付け足せばよい。
(windowsマシンの方が先に立ち上がってる保障が無い場合は、起動時にマウントさせないようにnoautoオプションをつける)
//manbou/d
/winnt/d smbfs
ip=10.0.2.2,username=skeishi,password=nonyahonya,rw,uid=root,gid=skeishi,fmask=770,dmask=770,codepage=cp932,iocharset=utf8
0 0
//manbou/e
/winnt/e smbfs
ip=10.0.2.2,username=skeishi,password=honyahonya,rw,uid=root,gid=skeishi,fmask=770,dmask=770,codepage=cp932,iocharset=utf8
0 0
ここで
manbouはNetBios名
d e は共有名
10.0.2.2はwindowsマシンのIPアドレス
/winnt/d /winnt/e はLinuxマシンのディレクトリ
dmask=770 fmask=770 は本人と同じグループの人に読み書き実行の全てのアクセス権を与える。
cp932(MS漢字)はwindows側の漢字コード
utf8はLinux側の漢字コード
だ。
/etc/fstabの編集がおわったら
#mount /winnt/d
#mount /winnt/e
でマウントする。
通常はこれでOKなのだが
etchでは問題が発生した。
/etc/networ/interfacesでインストーラーがNIC(ネットワークインターフェースカード)をhotplugデバイスとして設定してしまっていたため、ネットワークが設定される前に/etc/fstabによるマウントが行なわれてエラーになってた。
/etc/network/intterfacesでhotplugの設定をやめても良いのだが、初期化スクリプト/etc/init.d/localを作りそこで改めてマウントさせることにした。
Root Terminauで
#gedit /etc/init.d/local とやってlocalというファイルを作り以下の内容を記述する
#!/bin/sh
mount -a
#chmod +x /etc/init.d/local とやってlocalを実行可能にする
#ln -s /etc/init.d/local /etc/rc2.d/S99local として ランレベル2でlocalが自動的に呼び出されるようにする。
#cat /etc/rc2.d/S99local として
#!/bin/sh
mount-a
が表示されることを確認する。
このHPの内容に問題等ありましたら sけい
し(skeishi@yahoo.co.jp)まで連絡願います。
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