カーネルモジュール(デバイス
ドライバー)の読み込みと開放
カーネルモジュールというのはLinuxカーネル(核)の脱着可能な部分です。
デ
バイスドライバーは通常、
カーネルモジュールとしてカーネルに組み込まれます。
ここでは、
カーネルモジュールの組み込みと開放の方法
を解説します。
/etc/modulesには起動時に組み込まれるジュールが羅列してある。
#cat
/etc/modules
ide-cd
ide-disk
ide-generic
psmouse
(デ
フォルトだとこの4つの
カーネルモジュールがこの方法で読み込まれる)
/etc/modprobe.d以下に
は
カーネルモジュールパラメータ等の情報を記述する。
modulesに
カーネルモジュール名を記述しないでも etc/modprobe.d以下の
記述によって
カーネルモジュールを自動的に組み込むことができる。
カーネルモジュールがどちらの方法で組み込まれているかを知っておくことは大切だ。
(カー
ネル2.4だと/etc/modules.confというファイルに情報がある。Linuxの起動時にupdate-modulesコマンドで
/etc/modutils/の
内容から/etc/modules.confが生成される)
Debian
GNU Linuxには、modconfというツールがあり簡単に
カーネルモジュールを脱着できる。
#apt-get install modconf
す
ると使うことができる
#modconf で起動すると以下のような画面になる。
/kernel/drivers/ideを選ぶと
ide-cdの説明があり現在組み込まれてることがわか
る。これを選ぶと
取り外すかどうか聞いてくる
ので取り外してみる。
とりはずしたら。
再度ide-cdを選んでやると今度は組み込むか聞いてくる。
組み込んでおく。
この結果は
/etc/modulesに反映される。
簡単だ! 簡単すぎる!
/etc/modprobe.d
の内容をみてみよう。
#ls /etc/modprobe.d
aliases
arch
display_class
alsa-base
arch-aliases linux-sound-base_noOSS
alsa-base-blacklist
blacklist pnp-hotplug
こ
の内容について著者は良く知らない。
マ
ニュアル読んだり実際にいじってみたりして書き換えるくらいだ。
この内容については 各自調査してほ
しい。
カーネルモジュールのテスト等、一時的な
カーネルモジュールの脱着にはコマンドラインを使うのも良
い。
#insmod カーネルモジュール
#rmmod カーネルモジュール
で脱着できる。
insmod
は、この
カーネルモジュールを組み込む前にあの
カーネルモジュールを読み込まないといけない等の依存関係を解決してくれないので
#depmod
-a
カーネルモジュール
で
カーネルモジュールを組みこんだ方がいいかもしれない。
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し(skeishi@yahoo.co.jp)まで連絡願います。
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