<無料Cコンパイラの重大な欠点>

1.互換性の問題
Windowsの世界ではVisual C++が定番中の定番で、Webの情報もライブラリやツールもVisual C++のものがほとんどです。
こんな中で、他のコンパイラを使うと苦労します。苦労の何がいけないかというと苦労してる間にプログラムの勉強に当てる時間が減ってしまうことです。ひどい場合は、プログラムの勉強が目的かコンパイラを使うことが目的かわからなくなるほどです。
2.将来性の問題
将来的には作ったプログラムを配ってみんなに使ってもらいたいとおもってる人がほとんどでしょう。でもフリーのコンパイラにはライセンスに特殊な項目がついていることがあります。制約の大きなコンパイラで勉強してしまうとC言語をマスターした暁にはVisual C++を購入することになります。どうせ買うならさっさと買ったほうが得です。
3.開発環境の問題
フリーのコンパイラの開発環境は貧弱です。初心者はスペルミスなんかの単純なミスをするしコマンド名なんかもうろ覚えです。Visual C++なら強力な補間機能でこの手のミスを未然防止できてプログラムの本質の理解に集中できるのですが、フリーのコンパイラには補間機能すらないものがあります。
また、WindowsのGUIプログラミングで欠かせないものにリソースファイルというものがあるのですが、フリーのコンパイラーのリソースファイル作成ツールは一般に貧弱です。この手のツールがついてないものもあります。Cの勉強をしたいのにリソースファイルの作り方ばかり勉強していては論外です。
さらに、Visual C++には”極めて面倒くさいWindowsプログラミングをVisual Basic並に簡単にする”MFCという仕掛けがあります。フリーのコンパイラでこのような機能をもつのはWideStudioだけです。あとはどれもこのような仕掛けをもちません。つまりC言語をマスターしてもWindowsプログラミングの面倒くささが残るのです。 inserted by FC2 system